
こんにちは、マーケティング&セールス部の相馬理紗です!
この連載では、KUSANAGIとWordPressについて一緒に学んでいくことをテーマにお届けしています。
前回は「KUSANAGIを動かす~準備編~」というテーマで、AWSにサーバを作る準備をしました。
ご興味ある方は以下をご覧ください。
https://kusanagi.biz/column/what-is-kusanagi3
今回は、前回に引き続き「KUSANAGIを動かすための準備」を学んでいきます。
「AWSって何?」という状態からのスタートでしたが、一つ一つ手順を追うことで理解できるようになってきました!
WordPressサイトを使ってブログやWebサイトを作ってみたい!という方にとっても、最初の一歩になる内容です。
KUSANAGIやWordPressに興味のある方に、少しでも役立つ情報をお届けできればうれしいです。
それではさっそく、AWSにサーバを作る インスタンスの起動 を始めていきます!
インスタンス購読の準備
さて、前回は「インスタンスタイプを選択」するところで終了しました。
まずは前回と同じ場所に戻るべく、EC2からKUSANAGI 9 AlmaLinux OS8を選択します。すると以下のようなページになるので、「インスタンス起動時に購読」を選択しました。

「すぐに起動すると確信が持てる場合は~…」と書いてあり、少し怖かったので「インスタンス起動時に購読」を選びました。
どちらを選んでも特に問題はなさそうです。

すると上記内容に変わりました。ここからスクロールしていくと、インスタンスの起動に必要な項目の設定画面になりました。
インスタンスタイプは無料枠の「t2.micro」を選択

まず最初に、インスタンスタイプの選択。前回エンジニアさんに教えてもらった通り「t2.micro」を選んで始めていきます。
本来、KUSANAGIの性能を活かすには「t2.medium」 以上を選ぶのが推奨ですので、実際にKUSANAGIを使う方は「t2.medium」 以上を選んでくださいね。
ログインするために必要なキーペアを作成
次の設定は、キーペア(ログイン)。 …?必須と書いてあるので作成をしますが、キーペアが何なのか気になったので調べてみました。
キーペア=サーバにログインするための”自分専用の鍵”と”公開鍵”のセット。
ネット上で使う”鍵”って、パスワードみたいなテキストを想像しますよね。作成してみてびっくり。キーペアはテキストではなくファイルでした!自分のPCの中に鍵(ファイル)を置いておくからテキストより安全・・・ってことなのかな・・・。
この中に、公開鍵と自分専用の鍵が入っているようです。

実際に作成したキーペアはこちら。
無くさないように注意。
ざっくりキーペアに関して理解したので、”キーペア作成”の手順に入っていきましょう。
キーペアは持っていないので、”新しいキーペアの作成”を選択します。

すると以下のような画面になりました。

キーペア名に任意の名前を入れて、キーペアのタイプを選択するようです。またこれ、どちらを選べばいいんだろう。調べてみます。
RSA=以前から使われているキーペア。もともとはこれだけだったらしい。
ED25519=数年前に公開された新たなキーペア。安全性はRSAと同程度ですが高速に処理できてパフォーマンスがいいらしい。
ということでした。どちらを選んでもいいようなので私と名前が似ている「RSA」を選択。
次に、プライベートキーファイル形式の選択というのが必要になるようです。これもどっちなんだろう…。調べることばかりで楽しいですね。
pem(.pem):AWSが標準で出してくれる鍵。MacやLinuxならこれでそのまま使えます。
ppk(.ppk):Windowsで「PuTTY」っていう接続ツールを使うときに必要な鍵形式。
接続ツール:ネットワーク経由をして遠隔サーバーに接続、操作ができるソフトウェア。「PuTTY」「Tera term」など
ということは!AWSで作ったサーバに入るにはソフトウェアが必要で、ソフトウェアを使ってサーバに入るときに作成したキーペアが必要になるソフトによってどの鍵(.pem .ppk)が使えるか違う、ということのようですね!
今回上司に相談したら、「Tera term」を使うよう指示を受けたので、その場合はWindowsでも「.pem」で作成して問題ないようです。
キーペア名、キーペアタイプ選択、プライベートキーファイル選択まで済ませたらキーペアを作成!ファイルがダウンロードできるので無くさないよう注意しましょう。
自分のIPを設定してセキュリティ強化
次の項目はネットワーク設定。 セキュリティグループを初めて作るので、「セキュリティグループを作成」を選択します。

さらにスクロールして、セキュリティを強化するための設定を行います。
赤枠部分はもともと「任意の場所」という名目になっていますが、プルダウンで「自分のIP」に変更をする必要があるとのこと。
この作業をしないと、自分以外のすべての通信を許可してしまうためセキュリティのためにも自分のIPアドレスだけで入れる設定にしておくのがオススメとのことでした。

ストレージ設定はそのままでOK
続いてストレージ設定の項目がでてきました。ここはこのままの設定で大丈夫のようです。

設定を見直しいよいよインスタンスの起動!
さて、長かった設定が終わりいよいよインスタンスの起動をします!最後に自分で設定した内容の確認画面が右側に出てきました。いよいよサーバが立ち上がるのか…感慨深い…。

右下の「インスタンスを起動」を押す、すると…。

なんと!無事インスタンスの起動ができました。 ところで、ここからKUSANAGIってどう動かすの?どれがサーバ?と思って調べたところ、「インスタンスの起動」は「仮想サーバの電源を入れて使える状態にする」ということだったようで。
サーバでKUSANAGIを動かすにはまだ別の手順が必要らしい…大いなる勘違いをしていました。
というわけでキリもいいので今回はこのあたりで終わりとさせていただきます。
まだ何かを公開している段階ではないので、一度インスタンスを停止しておきます。
EC2のページに戻り、インスタンスを選ぶと以下のような画面になります。

「インスタンスの状態」というプルダウンから「インスタンスを停止」を押します。これで時間による課金は行われないはずですので何も公開している段階でない方は停止しておくのがいいかもしれません。
まとめ
KUSANAGIを動かすため、「インスタンスを起動=仮想サーバを使える準備」を行いました!
今回も、聞いたことない言葉が盛りだくさんでしたが一つづつクリアしていくことでなんとか起動することができました。
この記事を見てくださっている方も是非試してみてください!
KUSANAGIの構築手順について興味がある方は「はじめてのKUSANAGI」ページもぜひご覧ください。
https://kusanagi.tokyo/readme/
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次回予告
次回は、いよいよ「KUSANAGIを起動」していきます!最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回も一緒に、KUSANAGIを学んでいきましょう!
執筆者/相馬理紗(プライム・ストラテジー株式会社)
WordPressのリーディングカンパニー「プライム・ストラテジー株式会社」でマーケティングをしています。
趣味は、お酒、サイクリング、ウェイトトレーニングです。
最近、WordPressサイトを一から作るため勉強中です!
