
こんにちは。マーケティング&セールス部 部長兼執行役員の入江です。
WordPressを導入しようとすると、技術的な課題以上に苦労するのが「社内コミュニケーション」に関する課題です。システム部門とマーケティング部門、経営層と現場、さらには近年では、システムやWebプロジェクトに海外籍の人材が参画するケースも増えており、多国籍チーム間での価値観の違いも無視できません。
こうした利害関係者間の認識の“すれ違い”が、プロジェクトの進行を妨げる大きな要因となります。
本コラムでは、売上規模500億円超・従業員数1000名超の企業において、IT・Web・DXを統括・推進してきた私の経験をもとに、WordPress導入におけるコミュニケーション課題とその解決策を3つの視点から掘り下げます。そして、WordPressを高速かつ安全に運用できる「KUSANAGI」が、社内コミュニケーションの面でも“カタリスト”としてどのように貢献できるのかをご紹介します。
マーケティング側とシステム側の ”温度差”
「今のWebサイトをWordPressにリプレイスする」と言った瞬間、システム部門の顔が曇る(曇ったように感じる)——
そんな経験はありませんか?WordPress導入は、技術的な課題よりも、社内の“温度差”が障壁になることが少なくありません。特に、マーケティング部門とシステム部門の間では、目的や優先順位が大きく異なります。
マーケティング側は、スピード感と柔軟性を重視します。キャンペーンやプロモーションに合わせて即座にページを更新したい、SNSや広告と連携したコンテンツを素早く展開したい——こうしたニーズに応えるには、CMSの導入、特にWordPressはその実績を踏まえれば有効な選択肢です。
一方、システム部門は、セキュリティや統制、運用負荷の最小化を重視します。部門単位でSaaSなどのソフトウェアの利用が増え、導入負荷は下がったものの、運用管理がブラックボックス化してしまったという話をよく聞きます。その文脈でCMSに対しても、慎重な姿勢になってしまいがちです。
特にWordPressに対しては、「オープンソース=何かあったら誰が対応、責任持つの?」という先入観を持つ担当者も少なくありません。過去にEOL( End of Life )対応やセキュリティインシデントを経験していればなおさらです。また、WordPressに限った話ではありませんがCMSの運用が属人化しやすいことや、プラグインの乱用によるパフォーマンス低下、セキュリティ・リスクが高まるなど、技術的な懸念も根強く存在します。
こうした背景から、WordPressの導入の話がなかなか進まない、あるいは途中で頓挫するケースも多く見られます。私自身、それなりの規模の企業で全社のIT統括・DXを推進してきた中、こうした“社内の壁”に直面しているシーンを数多く見てきました。
成功の鍵は、両部門の信頼関係を築き、共通の理解を持つこと
橋渡し役として有効なのが、KUSANAGIというWordPress専用の高速・高セキュアな実行環境です。KUSANAGIは、表示速度の高速化だけでなく、OSレベルでのセキュリティ強化、キャッシュ制御、運用の安定性といった、システム部門が重視する要素をしっかりカバーしています。さらに、技術的な裏付けが明確であるため、導入時の社内説明や稟議にも説得力を持たせることができます。
マーケティング部門にとっても、KUSANAGIは大きな武器になります。ページ表示速度の向上は、SEOや広告の品質スコア、コンバージョン率に直結します。つまり、KUSANAGIは「システム部門が安心できるCMS基盤」であると同時に、「マーケティング成果を最大化するためのインフラ」でもあるのです。
CMS導入を成功させるには、ツール選定だけではなく、組織内の合意形成と信頼構築のプロセスが不可欠です。KUSANAGIは、そのプロセスを支える“共通言語”として、技術とビジネスの橋渡しを実現します。社内のすれ違いを乗り越え、プロジェクトを前に進めるための強力なパートナーとなるでしょう。
KUSANAGIって何?と思ったら> https://kusanagi.biz/kusanagi/what-is-kusanagi/
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執筆者/入江直樹 (プライム・ストラテジー株式会社 マーケティング&セールス部 執行役員/部長
東京都出身。大手人材サービス2社で事業戦略、マーケティング、新規/海外事業開発、自社のDXを推進してきた経験と知見を活かして、貴社のビジネスに貢献します。ストレス発散は、料理と猫。
