【2026年最新版】WordPressでおすすめのクラウドサーバー 5選 + サービス 〜企業Web担当者向け徹底比較〜

WordPressでおすすめのクラウドサーバー 5選 + サービス【2026年最新版】〜企業Web担当者向け徹底比較〜

企業サイトのCMSとしてWordPressを採用する動きは、2026年も引き続き広がっています。
W3Techsの集計では、2026年8月時点でCMSを利用している全Webサイトのうち59.0%がWordPressを採用しており、その裾野の広さから「まず何にサーバーを乗せるか」という選択がサイトの安定性とコストを大きく左右する状況になっています。

このコラムでは、企業がWordPressサイトをクラウドサーバーで運用する際に比較検討すべき5つの選択肢(AWS/Google Cloud/Microsoft Azure/さくらのクラウド/GMOクラウド ALTUS)を最新情報で比較し、あわせて「第6の選択肢」であるマネージドサービスについても解説します。

WordPressサイトの企業利用が広がる一方で、「共用サーバー・VPS・クラウドサーバーのどれを選ぶべきか」という基本的な整理がついていないまま、サーバー選定の話に進んでしまうケースも少なくありません。サーバーの種類ごとの違いは、共用・VPS・クラウドの違いを整理した別記事でも詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

【この記事の著者】

Tomoya Hokari

GMOプライム・ストラテジー株式会社 AIマーケティング推進課 課長

穂苅 智哉

X: @tomoyanhokarin

主な著書:WordPressの教科書5.x対応版、WordPressの教科書6.x対応版, Webガバナンスガイドライン

まず確認!企業のWordPressにクラウドサーバーは本当に必要か?

クラウドサーバーは自由度が高く拡張性にも優れていますが、すべての企業に最適とは限りません。
まずは自社のサイト特性が、クラウドサーバーに向いているかどうかを確認しておくことをおすすめします。

クラウドサーバーが「適している」企業の特徴

特徴具体的な状態
アクセス規模月間10万ページビュー以上のトラフィックがある
(月間数万ページビューでも企業として重要な立ち位置のサイト)
アクセス変動セール・キャンペーン・季節要因等でアクセスが30%以上変動する
事業成長事業拡大に伴いサイト規模・機能の拡張が見込まれる
BCP/DR対策災害・障害時の事業継続計画(BCP)や、
複数拠点でのディザスタリカバリ(DR対策)を重視する
サイト運営体制複数サイト・複数ブランドサイトを並行運営している
サイト・サーバー保守運用体制社内にWordPressやサーバーの保守運用ができる体制がある
WordPressやサーバーの保守運用は外注できる

クラウドサーバーが「不要かもしれない」企業の特徴

特徴具体的な状態
アクセス規模月間1万PV未満で、当面大きな増加が見込まれない
予算制約サーバー関連予算が限定的で、運用コストを極限まで最小化したい
体制専任のIT・インフラ担当者が社内にいない

このいずれかに強く当てはまる場合は、共用サーバーやマネージドサービス型の選択肢の方が、TCO(総保有コスト)の観点で合理的なケースもあります。

特に「専任のIT担当者が社内にいない」という状態でクラウドサーバーを選ぶと、後述する失敗事例につながりやすい点には注意が必要です。サイト・サーバーの保守運用体制が社内外で作れるのであればクラウドサーバーの選択肢は良い選択となります。

WordPressサイトで使うクラウドサーバー選びで陥りがちな3つの落とし穴【失敗から学ぶ】

クラウドサーバーは自由度が高い分、設計・運用の巧拙がそのままコストとリスクに直結します。
ここでは、企業のクラウドサーバー選びで特に陥りやすい3つの落とし穴を整理します。

失敗事例1:従量課金(クラウド破産)

クラウドサーバーの多くは、CPU・メモリ・データ転送量などに応じた従量課金制を採用しています。想定を超えるアクセス集中やバッチ処理の設計ミス、あるいは不正アクセス・スクレイピングによる異常な通信量の増加が発生すると、想定していなかった高額請求(いわゆる「クラウド破産」)につながることがあります

特にキャンペーンサイトやメディアサイトのように、アクセスが急増しやすいWordPressサイトでは、あらかじめ予算アラートやオートスケーリングの上限設定を行っておくことが重要です。

失敗事例2:セキュリティ放置 → 改ざん被害

WordPressは非常に有用で使いやすく、ビジネス成長にも貢献できるCMSのため人気なのですが、OSやミドルウェア、WordPress本体・プラグインのアップデートを放置したまま運用を続けると、サイト改ざんやマルウェア埋め込みといった被害につながるリスクが高まります。

これはどのCMSやシステムを使っていても同じことですが、改ざん被害が発生した場合、原因調査・復旧作業に加えて、検索エンジンからの警告表示によるアクセス減少、取引先・顧客からの信頼低下といった間接的な損失も発生し得ます。

復旧にかかる具体的な費用や機会損失額は、被害の範囲・対応スピードによって幅が大きいため、セキュリティ対策については、漏れなく見積もりを取ることをおすすめします。

失敗事例3:成長を見越さず移行コスト発生

サイト公開時点の規模だけを基準にサーバーを選定し、事業成長後のトラフィック増加やコンテンツ量の拡大を見込んでいなかったために、後から別のクラウドサービスやプランへ移行せざるを得なくなるケースもあります。

サーバー移行には、環境構築・データ移行・動作検証・DNS切り替えといった一連の作業が発生し、社内外の工数コストがかかります。移行にかかる具体的な費用感も、移行元・移行先の構成や委託範囲によって変動するため、サーバー移行の場合は個別に見積もりを取ることを推奨します。

個人的には、

  • サイト公開時点での想定(1年後、2年後にどうなっていたいか)を踏まえてのサーバー選定をすること
  • サーバー移行を行う際にも同様に、今後の想定やアクセス負荷(一気にアクセスが増えるタイミングがある、季節要因がある)こと

などを鑑みて移行先や支援事業者、保守運用事業者の選定をしていく事が必要だと考えています。

KUSANAGIマネージドサービスアセット 2

WordPressを動かすクラウドサーバー のメリット・デメリット

企業のWordPressサイトを動かすクラウドサーバーですが、一概に「使ったほうが良い」というわけでもありません。
まずは、メリット・デメリットを整理して、自社やサイトにあった選択をすることが必要です。

観点メリットデメリット
スケーラビリティアクセス増減に応じてリソースを柔軟に増減できる設計次第では想定外のコスト増(クラウド破産)につながる
可用性マルチAZ構成等により、単一障害点を減らせる高可用性構成にするほど設計・運用の難易度が上がる
運用の自由度OS・ミドルウェアまで自社の裁量で構成できる自由度の裏返しとして、運用・セキュリティ対応もすべて自社の責任範囲になる
コスト構造秒単位課金・従量課金により、小規模から始めやすい無料枠やバースト性能の条件を正しく理解していないと、想定外の請求につながる
技術要件WordPressに最適化されたイメージ・Marketplace等が用意されている場合、構築の手間を減らせるサーバー・OS・WordPress本体・プラグインすべての保守を自社で担う必要がある(DevOps体制が前提)

メリット・デメリットを踏まえると、クラウドサーバーは「柔軟性とコストの最適化余地が大きい選択肢」である一方、「運用・セキュリティを自社で担いきれるか」が導入可否を分ける最大のポイントだと言えます。

正しいフェーズで正しくクラウドサーバーを利用することがとても大事です。

企業向けWordPressのクラウドサーバー【選び方5つのポイント】

企業がWordPress向けにクラウドサーバーを選定する際は、以下の5つの観点で比較することをおすすめします。

  1. 料金透明性
    • 最小構成の月額料金だけでなく、データ転送量・ストレージ・バックアップ等のオプション課金まで含めた総額(TCO)で比較する
  2. スケーラビリティ
    • アクセス急増時にオートスケーリングやインスタンスタイプの変更がどの程度スムーズに行えるか
  3. サポート体制
    • 障害発生時に日本語で、どの時間帯・どの手段(電話・メール・チャット)でサポートを受けられるか
  4. セキュリティ
    • WAF・DDoS対策・脆弱性診断等がどこまで標準/オプションで提供されているか
  5. 技術要件
    • WordPressに最適化されたイメージやテーマアクセラレーターが利用できるか、自社の技術リソースで運用しきれる構成か

TCO・運用工数・セキュリティ工数を横断的に比較する視点を持つことで、単純な月額料金の安さだけに引っ張られない選定が可能になります。より具体的な費用の内訳・相場については、別の記事でも詳しく解説する予定です。

WordPress運用におすすめのクラウドサーバー5選【比較表付き】

ここからは、企業のWordPress運用でよく比較検討される5つのクラウドサービスを紹介します。
料金は各社公式サイトの記載に基づく最小構成の目安であり、実際の請求額は構成・利用量によって変動します。

基本比較表

項目AWS(t2.nano)Google Cloud(e2-micro)Microsoft Azure(B1s)さくらのクラウドGMOクラウド ALTUS
最小構成月額t2.nanoで、約5.5米ドル(参考リンク
※ VPSサービスの Lightsailの場合、約5.00米ドル〜
約7.11米ドル〜(730時間換算, us-central1 リージョン)
東京リージョンの場合、約9.14米ドル(730時間換算)
参考リンク
約9.93米ドル〜($0.0136/時間×730時間換算、東日本リージョン・Linux)(参考リンク1,980円(CPU 1コア / メモリ 1GB / SSD 20GB)
参考リンク
1,650円〜(ALTUS Advance C1M1使用時, 730時間換算)
参考リンク
無料枠最大 $200 USD のクレジット付与(参考リンク新規のお客様向けの $300 相当の無料クレジット(参考リンク200クレジット+30日+12ヶ月無料サービス(参考リンク無料枠なし※クーポンを利用したお得な利用有り(参考リンク「ALTUS Advanceシリーズ」では14日間の無料お試し期間(参考リンク
日本語サポート実対応時間○(日本語対応あり)○(日本語対応あり)◎(充実した日本語サポート)◎(充実した日本語サポート)◎(充実した日本語サポート)
WordPress最適化KUSANAGI for AWSに対応
EC2 にて、MarketplaceイメージありVPS(Lightsail)も提供
KUSANAGI for Google Cloudに対応
Marketplaceイメージあり
KUSANAGI for Azureに対応
Marketplaceイメージあり
KUSANAGI for さくらのクラウドに対応様々なプランで対応可能(参考リンク
KUSANAGI 9 for GMOクラウド ALTUSにも対応

※AWS・Azureの料金は本記事執筆時点(2026年8月)に各社公式情報を確認したものです。為替影響を受けるドル建て料金は、実際の請求時点のレートで円換算額が変動する点にご留意ください。

WordPressとAWS

Amazon Web Servicesで、企業のWordPress運用における主力サービスとなるのは、仮想サーバーサービスのAmazon EC2(Elastic Compute Cloud)です。

EC2は、t2・t3・t4gなどの小規模なインスタンス(サーバー)から、メモリ・CPUを増強した上位インスタンスまで幅広いラインアップから用途に応じて選べるのが特徴で、WordPress向けにはMarketplace上に構築済みのAMI(Amazon Machine Image)も用意されています。インスタンスタイプ別の正確な月額料金は変動があるため、EC2の料金ページ・料金計算ツールで最新値をご確認ください。

WordPress専用OS「KUSANAGI」をAWS上で利用すると、高速でセキュアなWordPress環境を構築できます。
KUSANAGI for AWSは、Amazon EC2上で誰でも自由にご利用いただけます

推奨スペックはt2.medium(2v CPU, メモリ4GB以上)以上で、KUSANAGIの導入を見据えてAWSを比較検討する場合は、この推奨スペックを満たすEC2インスタンスでコストを試算することをおすすめします。

なお、AWS上でとにかく手軽にWordPress環境だけを用意したい場合は、Amazon Lightsail(最小構成で月額5.00米ドル〜)も選択肢になります。固定料金・シンプルな構成で短時間にWordPress用インスタンスを構築できる一方、LightsailはWordPress専用OS「KUSANAGI」には対応していないため、あくまでお手軽にWordPress環境を試したい場合の選択肢として位置づけるのがよいでしょう。

WordPressとGoogle Cloud

Google CloudでWordPress運用に使われる小さめの e2-microインスタンスは、Always Free(無料枠)の対象マシンタイプですが、無料枠の対象リージョンは米国のus-west1・us-central1・us-east1のみで、東京リージョン(asia-northeast1)は対象外です。日本国内向けにレイテンシを重視して東京リージョンを選ぶ場合は、無料枠の対象外として有料での利用になる点を押さえておく必要があります。

東京リージョンでのe2-microの具体的な月額料金は、Google Cloudの料金計算ツールで最新値をご確認ください。WordPress向けにはMarketplaceのイメージも用意されています。

WordPress専用OS「KUSANAGI」をGoogle Cloud上で利用することも可能です。
KUSANAGI for GCPは、n1-standard-1相当以上(メモリ3.5GB以上)が推奨環境とされています。

KUSANAGIの導入を見据えてGoogle Cloudを比較検討する場合は、この推奨スペックを満たすマシンタイプでコストを試算することをおすすめします。

WordPressとMicrosoft Azure

Microsoft AzureでWordPressサーバーの最小構成としてよく比較対象になるStandard_B1s は、東日本リージョン(japaneast)のLinux従量課金で1時間あたり0.0136米ドルと公表されており、730時間換算では月額約9.93米ドルです。

新規登録者は、Azure無料アカウントを通じて30日間・200米ドル分の無料クレジットを利用できます。WordPress向けにはMarketplaceのイメージが提供されており、一般的なWordPressサイトであればこの構成からでも運用を始めることができます。

WordPress専用OS「KUSANAGI」をAzure上で利用することも可能です。
KUSANAGI for Azure は、B2sまたはA2 v2インスタンス以上(メモリ4GB以上)が推奨環境とされています。

KUSANAGIの導入を見据えてAzureを比較検討する場合は、この推奨スペックを満たすVMサイズでコストを試算することをおすすめします。

WordPressとさくらのクラウド

さくらのクラウドは、国内データセンター(石狩リージョン等)でサービスを提供する国産クラウドで、時間課金・日割課金・月額課金のいずれか低い方が適用される料金体系を採用しています。石狩リージョンの最安構成は1時間7円・1日77円からで、20日未満の利用は日割精算、それ以降は20日分の料金(月額料金)で固定されます。

ただし、この料金がどのCPU・メモリ構成に対応するかはシミュレーションツール側の確認が必要なため、1コア/1GBメモリ相当プランでの具体的な月額料金は公式シミュレーターで最新値をご確認ください。

WordPress専用OS「KUSANAGI」をさくらのクラウド上で利用することも可能です。 KUSANAGI for さくらのクラウドは、メモリ4GB以上が推奨環境とされています。KUSANAGIの導入を見据えてさくらのクラウドを比較検討する場合は、この推奨スペックを満たすプランでコストを試算することをおすすめします。

WordPressとGMOクラウド ALTUS

GMOクラウド ALTUSは、GMOグループが提供するクラウドサーバーサービスで、Basic・Advance・Isolateといった複数シリーズから用途に応じて選べます。もっとも小さい構成は月額880円(税込、1コアvCPU・512MBメモリ・20GBディスク)からで、検証・開発用途向けの入り口として位置づけられています。

WordPress専用OS「KUSANAGI」をALTUS上で利用する事もできます。
KUSANAGI for GMOクラウド ALTUSは、Basic・Isolateシリーズに対応しており、メモリ4GB以上が推奨環境です。Basicシリーズでは4コアvCPU・4GBメモリの構成が月額7,260円(税込)から用意されているほか、ALTUS側には「KUSANAGI(WordPress)サーバー作成パック」も提供されており、KUSANAGI環境をパッケージ化した形で構築できる点が特徴です。

【2026年版トピック】主要クラウドの変化とWordPress注目アップデート

ここで、2025年から2026年にかけての新しい情報についてまとめます。

2025年版からの大きな変化として、まずWordPress本体のアップデートが挙げられます。WordPress7系の登場です。
2026年8月の執筆時点での最新の正式リリースはWordPress 7.0.4で、さらに次期メジャーバージョンであるWordPress 7.1もリリース候補(RC1)が公開されており、2026年8月19日に正式リリースが予定されていると公表されています。

Screenshot

企業でWordPressを運用する場合、こうしたコアバージョンアップへの追従体制(検証環境での事前確認を含む)を、自社で維持できるかどうかも、サーバー選定とあわせて検討しておきたいポイントです。

また、クラウド各社でも、生成AIをはじめとするAI関連ワークロード向けのインスタンス・マネージドサービスの拡充や、コンテナ・サーバーレス実行環境の強化が引き続き進んでいます。料金体系やリージョン構成についても、各社が定期的に見直しを行っています。具体的な新機能・新リージョン・料金改定の詳細は、本記事執筆時点で一次情報として確定的に記載できる内容に限りがあるため、最新のアップデート内容は各社の公式リリースノート・料金ページで随時ご確認いただくことをおすすめします。

“第6” の選択肢:WordPressの保守運用は、フルマネージドサービス

ここまで5つのクラウドサービスを比較してきましたが、

「事業成長やWebサイトの変化に合わせてクラウドサーバーの柔軟性は欲しい。でも、OS・ミドルウェア・WordPress本体の保守運用まで自社で担うのは難しい」

という企業も少なくありません。

そうした企業にとっての “第6” の選択肢が、
クラウドサーバーの基盤に保守・運用代行をセットにした「マネージドサービス」です。

様々な企業が、マネージドサービスを提供していますが、GMOプライム・ストラテジーが提供している KUSANAGIマネージドサービス は、

WordPress専用OS「KUSANAGI」を基盤に、

  • クラウドホスティング契約(クラウドサーバー利用料込み)
  • サーバー運用技術サポート
  • WordPress運用技術サポート
  • サーバー監視とバックアップ/リストア対応
  • 障害対応と保守作業

までをワンストップで提供するフルマネージド型のマネージドサービスです。
ここが他社との違いです。

基本プランは月間3万ページビュー未満で月額10万円〜(初期費用40万円〜)から用意されており、アップデート対応・WAF導入・脆弱性診断・ステージングサーバー構築・24時間365日対応・BCP対策・CDN・SSL証明書取得といったオプションを組み合わせることもできます。

自社でクラウドサーバーの運用体制を構築・維持するコスト(人件費・教育コスト・障害対応の機会損失リスク)と比較したとき、TCO(総保有コスト)の観点でマネージドサービスが優位になるケースも多く見られます。

気になる方は、ぜひ「KUSANAGIマネージドサービス」のページをご覧下さい。

KUSANAGIマネージドサービスアセット 2

マネージドサービスの比較と判定基準

ここまで、色々と書いてきましたが、自社運用のクラウドサーバーとマネージドサービスのどちらが適しているかは、以下のチェックリストで判定できます。

✅️ チェック項目🏢 自社運用向き⚙️ マネージドサービス向き
専任IT担当者の有無専任担当者が複数名在籍している専任担当者が不在、または兼務で手一杯
障害対応の即応性社内で体制を組める夜間・休日の障害対応まで手が回らない
セキュリティ対応脆弱性情報の収集・パッチ適用を継続的に行えるセキュリティ対応が後回しになりがち
コスト管理従量課金のコスト予測・アラート設定を自社で運用できる、その方が安い想定外の請求(クラウド破産)を避けたい
事業成長への対応インフラの拡張設計・移行を自社で計画できる成長フェーズでのインフラ判断を専門家に任せたい

上記のうち「マネージドサービス向き」に3つ以上該当する場合は、
クラウドサーバーを自社運用するよりも、
マネージドサービスの活用によってTCOと運用リスクの両方を抑えられる可能性が高いと考えられます。

WordPress運用のクラウドサーバー選定、次のアクション

WordPressサイトを企業で運用する際のクラウドサーバー選びは、月額料金の安さだけでなく、

  • TCO
  • スケーラビリティ
  • サポート体制
  • セキュリティ
  • 技術要件

の5つの観点で比較することが重要です。

今回取り上げた、AWS・Google Cloud・Azure・さくらのクラウド・ALTUS はいずれも一長一短があり、自社の体制やアクセス規模に応じた選択が求められます。

一方で、運用・セキュリティを自社で担いきれない場合は、クラウドサーバーの基盤とマネージドサービスを組み合わせる第6の選択肢も、TCO最適化の観点で検討する価値があります。

ぜひ、自社に合う選択を見つけてください。

よくある質問(FAQ)

Q
WordPressのクラウドサーバーは、共用サーバーやVPSと何が違うのですか?
A

共用サーバーは、いわゆるレンタルサーバーです。複数ユーザーでリソース(サーバー)を共有し低コストで使いやすいですが、反面カスタマイズ性が低くなっています。
VPSは仮想的に専有環境を持てますがスケーリングは手動対応が中心です。共用サーバーとクラウドサーバーの間に位置するようなポジションです。
クラウドサーバーはリソースを柔軟に増減でき、従量課金・秒単位課金にも対応している点が特徴です。一番柔軟性が高いです。

詳しくは共用・VPS・クラウドの違いを整理した記事をご覧ください。

Q
クラウドサーバーのコストが想定より高額になる「クラウド破産」を防ぐには?
A

クラウドサーバー側などでの設定や対応が必要になりますが、
予算アラートの設定、オートスケーリングの上限設定、データ転送量の監視を組み合わせることが基本です。

加えて、自社での監視体制の構築が難しい場合は、マネージドサービスの活用によって運用側でコスト超過を防ぐ仕組みを持たせる方法もあります。

Q
WordPressサイトの改ざん対策として、クラウドサーバー側で何をすべきですか?
A

OS・ミドルウェア・WordPress本体・プラグインの継続的なアップデート、WAF(Web Application Firewall)の導入、定期的な脆弱性診断が基本的な対策になります。

KUSANAGIマネージドサービスでは、これらの対応をオプションを含めて代行することが可能です。

Q
5つのクラウドサービスの中で、企業にとって一番おすすめはどれですか?
A

一概にどれが最適とは言い切れず、既存システムとの親和性(多いケースは、AWS・Azure・Google Cloudのいずれかを既に社内で利用している場合は、社内で使っているサービスを選ぶなど)、国内データセンターを重視するか(さくらのクラウド、GMOクラウド ALTUS)、日本語サポートの実対応範囲など、複数の観点から総合的に判断することをおすすめします。

Q
クラウドサーバーを自社運用する体制がない場合、どうすればよいですか?
A

クラウドサーバーの柔軟性を活かしつつ保守・運用をアウトソースできる、KUSANAGIマネージドサービスのようなマネージドサービス型の選択肢をご検討ください。

まずは資料請求や個別相談から、自社に必要な体制・費用感を確認することをおすすめします。

KUSANAGIマネージドサービスアセット 2

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GMOプライム・ストラテジー株式会社マーケティング部
AIマーケティング推進課長 穂苅 智哉

@tomoyanhokarin

GMOプライム・ストラテジー株式会社 AIマーケティング推進課 課長

WordPress専用OS「KUSANAGI」を提供するGMOプライム・ストラテジー株式会社にて、KUSANAGI・AIサービスのマーケティングを担当。
大学卒業後、Web制作やサーバー保守運用サービスでの営業やマーケティング等を経験し、前職では外資系CRMベンダーにて、パートナー企業様と売上拡大のための施策立案や実行支援を行う。

WordPressの教科書 5.x対応版』『WordPressの教科書 6.x対応版』の執筆に携わるほか、企業のWebサイト管理体制を網羅した「Webガバナンスガイドライン」の執筆も担当。