【成功事例】Webサイトに「ホールプロダクト概念」を実装した結果、何が起きたのか?――技術と戦略の融合が生む圧倒的ROI

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こんにちは。執行役員 兼 マーケティング部長の松隈です。

これまで全3回に渡り、セオドア・レビット博士の「ホールプロダクト」概念を軸に、Web運用における技術とマーケティングの統合の重要性を説いてきました。

  1. 「機能」だけでは勝てない?レビット博士に学ぶ『ホールプロダクト』とWeb運用の「真の価値」
  2. テクノロジーは「未来への投資」:Webサイト高速化とマーケティング指標の相関関係
  3. Web担当者の真の理想郷:インフラ運用からの「解放」と「コア業務」への集中

ビジネスにおいて最も重要なのは「理論がどのような結果(成果)をもたらしたか」という具体的な事実です。

今回は、連載の締めくくりとして、WordPress(コア)に KUSANAGI(拡張)+ マネージドサービス(理想)を掛け合わせる形で、「ホールプロダクト概念」を実装した結果、技術的負債をマーケティング資産へと変貌させた成功事例をいくつかご紹介します。


事例A: 大量アクセスによるサーバダウンと「激重」速度をKUSANAGIで解消

まずは『デイリー新潮』などの大規模なニュースメディアを運営する、株式会社新潮社様の事例です。

1. 導入の背景と課題

新潮社様が抱えていた主な悩みは、「アクセスの急激なスパイク(集中)」への対応と「運用の効率化」でした。

  • スクープによるアクセス集中: 注目度の高い記事が公開されると、短時間に通常の数十倍〜数百倍のアクセスが押し寄せ、サーバーがダウンしたり、表示が極端に遅くなる問題があった。
  • 広告収益への影響: サイトが重くなると、ユーザーの離脱を招き、結果として広告収益(インプレッション数)に悪影響を及ぼしていた。
  • 管理コストの増大: 自社でインフラを細かく管理・調整し続けるには限界があり、運用の効率化が求められていた。

2. プライム・ストラテジーによる解決策

  • 世界最速クラスのCMS実行環境「KUSANAGI」を導入することで、PHPやデータベースの処理速度を劇的に向上
  • オートスケーリングやロードバランサー設定などのクラウド構成の最適化
  • 専門家による運用保守サービス「KUSANAGIマネージドサービス」の提供

3. 導入後の効果

このプロジェクトにより、新潮社様は以下のような劇的な改善を実現しました。

項目改善内容
応答速度以前の環境と比較して、ページ読み込み速度が大幅に向上。
結果、月間アクセス数は8,000万PV超 を実現
PV増加率は導入前1年間と比較して約 36%アップ
耐障害性スクープ記事の公開時に数万人が同時接続しても、サイトが止まらなくなった
運用効率インフラ管理をプロに任せることで、編集部はコンテンツ制作に集中できるようになった。
収益性サイトの安定稼働により、広告インプレッションの機会損失が解消された。

新潮社様がどのような課題を乗り越え、成功を収められたのか。その舞台裏を導入事例ページにて公開中です。ご担当者様の生の声による「現場の苦労」や「導入後の具体的な成果」は、貴社のプロジェクトにも通じるヒントがあるはずです。ぜひご一読ください。

事例B:サイト改ざん被害の根本的対策をKUSANAGIとKUSANAGIマネージドサービスで解決

次は研修特化型ホテル「ホテルフクラシア大阪ベイ」などのWebサイトを運営する株式会社マックスパート様が、超高速CMS実行環境「KUSANAGI」と「KUSANAGIマネージドサービス」を導入した際の背景と効果です。

1. 導入前の課題

  • セキュリティへの懸念: 過去に2度、サイト改ざんの被害に遭ってしまい、企業として適切なセキュリティ対策を講じる必要があった。
  • 表示速度の低下: コンテンツや画像の増加に伴い、サイトの表示速度が著しく低下していた。
  • ユーザー体験の悪化: BtoB(法人向け)サイトとして、利便性の高いスムーズな情報提供が求められていた。

2. プライム・ストラテジーによる解決策

  • KUSANAGIの導入: 既存のインフラ環境をKUSANAGIに移行し、WordPressの実行環境を最適化。
  • セキュリティ強化: KUSANAGIが提供する標準的なセキュリティ設定や、WAF(Web Application Firewall)の活用による対策を実施。
  • セキュリティアップデート:KUSANAGIマネージドサービスによるWordPressの定期的なセキュリティアップデート対応。

3. 導入後の効果

  • 劇的な高速化: コンテンツや画像が多くてもストレスのない高速表示を実現し、SEOやCVR(成約率)への貢献が期待できる環境になった。
  • 安心感の向上: 適切なセキュリティ設定とマネージドサービスによる定期的なセキュリティアップデート対応により、企業サイトとしての信頼性が高まった。
  • 運用コストの適正化: 高いパフォーマンスを維持しつつ安定した運用が可能になった。

この事例は、「コンテンツ増加によるサイトの重さ」と「CMS運用のセキュリティ不安」という、多くの企業が抱える課題を、「KUSANAGI」によるパフォーマンス改善と「KUSANAGIマネージドサービス」によるセキュリティ対策を含む運用アウトソーシングで一挙に解決した成功例といえます。

詳細はこちらの事例紹介ページをご参照ください。

事例C:Webサイト運用体制の改善でマーケティング業務の強化を実現 

最後は1999年に業界で先駆けて来店型の保険ショップ『保険クリニック』をオープン。全国に店舗を展開し、フルサービスの保険コンサルティングを個人向けに展開している、株式会社アイリックコーポレーション様の事例です。

1.導入の背景と課題

  • 機会損失のリスク: 『保険クリニック』のサイトは来店予約やオンライン相談の窓口であるため、サイト停止は直接的な機会損失につながる懸念があった。
  • トラブル対応による業務圧迫: Webサイトにトラブルが発生するたび、マーケティング部が通常業務を止めて緊急対応にあたる必要があり、本来の業務(プロモーションや分析など)に支障が出ていた。

2.プライム・ストラテジーによる解決策

  • KUSANAGIマネージドサービスの提供:超高速CMS実行環境「KUSANAGI」の導入とともに、高度な運用保守を専門家である弊社へ一元化。
  • 保守体制の刷新:トラブル発生時の原因切り分けから迅速な解決まで、全工程を弊社がワンストップで担う体制を構築。

3.導入後の効果

  • コア業務への専念: サイト管理の負担が大幅に軽減され、マーケティング部が本来の戦略的な業務に集中できるようになった。
  • 安心感と信頼性の向上: 専門家による24時間365日の監視・保守により、万が一の際も迅速な復旧が可能という安心感が得られた。

アイリックコーポレーション様は、Webサイトのインフラ管理を、専門家である弊社にアウトソーシングすることで「システムの安定稼働」と「マーケティング部門の生産性向上」を同時に実現しました。

本事例は、インフラとアプリで保守担当が分かれているために生じる「運用の溝」を解消したものです。マーケティング担当者がその板挟みとなり、調整業務に追われて本来の業務が圧迫される——。そんな多くの企業でも起こりがちな課題をどう解決したのか。ご担当者様の切実な生の声を含めた詳細は、下記よりご覧いただけます。

結論:ホールプロダクト化は「勝てる体制」への投資

今回ご紹介した事例に共通するのは、単に「ツールを導入しただけではない」という点、すなわち、ツール導入の先にある「運用の完成度」を追求している点です。

単なるWordPressの導入に留まらず、KUSANAGIという高度なテクノロジーで性能を担保し、マネージドサービスによるプロフェッショナルな運用でビジネスゴールへの最短距離を走る。この三位一体の「完成されたソリューション」こそが、激動のデジタル時代を勝ち抜くための鍵となります。

「テクノロジーはマーケティングを加速させ、マーケティングはテクノロジーに目的を与える」

私たちは技術の力で、貴社のビジネスを次のステージへと引き上げます。サイトのパフォーマンスやセキュリティ、あるいは運用体制に課題をお持ちでしたら、弊社の「KUSANAGI」と「KUSANAGIマネージドサービス」がその解決を強力に後押しいたします。ぜひ一度、ご相談ください。

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