
- WordPressの保守・メンテナンスに不安があり、運用面、改修面を含めた技術的なサポートやアドバイスを必要としていた。
- サーバとアプリケーションの保守体制を一本化したかった。
- 保守委託により、技術面での不安が解消、改善速度とプロジェクトスピードがアップ。web基盤にかかる手間を削減でき、コンテンツ制作に専念できるようになった。
- 「KUSANAGI」への移行でWordPressの実行環境のチューンアップと、セキュリティが強化。
60代から70代のシニア「サライ世代」から30代や40代の読者を獲得へ
株式会社小学館は1922年に創設され、小学生を対象とした学年別学習雑誌を始めとした、総合出版社だ。現在は、学年別学習雑誌のみなら
ず、幼児誌や週刊誌、ファッション誌、ライフスタイル誌、コミック誌など、幅広く発行する一方、書籍部門でも絵本・図鑑・辞典・百科事典・文芸書、実用書、そして電子書籍などを発行している。
同社は、「出版物が世の中全ての悪いことを無くすことはできないが、人の心に良い方向を生み出す、何らかの小さな種子をまくことはできる。人生の中で大きく実となり、花開く種子をまくという仕事が出版である」を経営理念に掲げている。その言葉通り、多くの少年少女の心をつかむ出版物をこれまでに数多く発行しており、大人になっても記憶に残る作品を作家とともに多く世に生み出している。

山本 春秋氏
そんな同社が手掛けている、60代から70代のシニアを対象とした雑誌「サライ」は、読者を「サライ世代」と呼び、多くのシニアに慣れ親しまれている媒体だ。その「サライ」の公式サイトが「サライ.jp」である。このサイトは当初、雑誌の告知をするためのサイトとして運営されていたが、2016年にサイトの方向性を変え、より幅広い世代への情報発信の場所として生まれ変わった。メディアサイトとしてコンテンツを強化すべく、オリジナル記事の掲載や、外部メディアへの配信も積極的に行うようになった。そして現在、「サライ.jp」は30代や40代の読者を獲得し、雑誌「サライ」の存在を広く周知することができた。以来、「サライ.jp」は雑誌「サライ」からのれん分けした新しいニュートラルなメディアとして成長し続けている。
そのような中で、プロジェクトの進行をスピードアップさせるべく、web基盤の改善を必要とする時期がやってきた。「サライ.jp」ではWordPressを採用しており、メンテナンス面での不安を抱えていた同社は、新たな施策を打つべく改善に向けて動き始めた。
よりWordPressのノウハウを持つ会社に委託

サライ.jp」は当初からWordPressで運営されており、外部のデザイン会社に運営を委託してきた。当時の委託先はデザイン重視の業者であり、WordPressに対する技術的なノウハウが少なく、要望への対応ができない上に機能改善にも時間がかかるなど、「サライ.jp」の変化のスピードについていけなくなってしまった。このままではいけないと考えた同社は、よりWordPressのノウハウを持つ会社に委託することにした。
まずはネットでWordPressに強そうな会社を探していたところ、プライム・ストラテジーの名前を見ることが多く、さらに同社内の別部署でプライム・ストラテジーのWebサイト保守を利用しており、その評判の良さにますます興味がわいた。
提案を受けてみると、WordPressの技術的な知見や経験値が高いことが窺い知ることができ、また、現状でのwebサイトの仕様書がないことについて不安を持っていたが、それがなんの問題にもならずに導入できるということもわかった。
株式会社小学館 サライ.jpデスク 山本 春秋氏は次のようにコメントしている。“これならプロジェクトのスピードアップができるだろうと期待が高まりましたし、実際スピードアップできました。質問をすれば回答はすぐいただけ、依頼をすればすぐ対応していただけるなど、非常に感謝しています。セキュリティ面でも強化されたと感じています。”
WordPressとの適性の高さを評価「KUSANAGI」導入で最適な実行環境
提案を受けていく中で、Webサイトの高速化を可能とする「KUSANAGI」の存在を知ったという。導入しているという他の事業部にも聞いたところ、「KUSANAGI」はWordPressに特化しており、Webサイトの表示速度をスピードアップしてくれるため、クラウド利用料金の削減ができたそうだ。さらに、移行する際にチューニングを行うため、WordPress環境の<掃除>ができると聞き、この機会に綺麗な環境にしたいと考え、導入することにした。導入後、「KUSANAGI」のWordPressへの適性の高さを目の当たりにし、良い実行環境を構築できたのだということを肌で感じている。
技術面・運用面の不安が解消、スムーズなプロジェクト進行へ
2017年12月、プライム・ストラテジーの「KUSANAGI」への移行を完了、保守サポートを開始。気軽に作業を依頼できる体制のおかげで、作業効率が上がり、技術面での不安も解消された。これにより、テーマの入れ替えやプラグインを採用しやすくなり、プロジェクトの進行スピードがアップし、今まで以上にコンテンツに注力できるようになったという。
株式会社小学館 サライ.jpデスク 山本 春秋氏は次のようにコメントしている。“情報を調べにきた方へのポータルサイトとして「サライ.jp」を育て、ブランドに対するロイヤリティを高めていきたいと考えています。そのためにもサイトの機能を増やしていきたいです。今はプッシュ型の情報発信が多いですが、今後はプル型の情報発信への取り組みを考えています。そのような機能拡張の際には、プライム・ストラテジーには技術的な相談に乗って欲しいですし、提案も頂きたいです。今後もより一層強いパートナーシップを期待しています。”
プライム・ストラテジーでは、Web担当者様、IT担当者様などの
お役立ち資料やYouTube動画を公開しています。ご興味ある方はぜひご覧ください。


