(第三回)KUSANAGIを動かす。~準備編 AWSにサーバを作る: EC2でインスタンスタイプを選ぶ~

こんにちは、マーケティング&セールス部の相馬理紗です!
この連載では、KUSANAGIとWordPressについて一緒に学んでいくことをテーマにお届けしています。

前回は「KUSANAGIを動かす~準備編~」というテーマで、AWSのアカウント作成をしました。
ご興味ある方は以下をご覧ください。

今回は、前回に引き続き「KUSANAGIを動かすための準備」を学んでいきます。
AWSにKUSANAGIを使ったサーバを作る準備をしていきましょう!

WordPressサイトを使ってブログやWebサイトを作ってみたい!という方にとっても、最初の一歩になる内容です。
KUSANAGIやWordPressに興味のある方に、少しでも役立つ情報をお届けできればうれしいです。

それではさっそく、AWSにサーバを作る 準備編スタートです

AWSにサーバを作る手順を確認!

AWSにサーバを作る方法を上司に確認して、手順を教えてもらった。

  • “EC2″から「KUSANAGI」を検索
  • インスタンスタイプを選ぶ
  • キーペアを作成
  • キーペアを選択
  • EC2インスタンスの作成
  • 作成したEC2インスタンスを確認

と言った手順になるようだ。
今回も聞きなれない単語ばかり…調べながら対応していきます!

EC2から「KUSANAGI」を探す

まず、前回作成したアカウントでAWSにログイン。
ここで一つ注意点。右上の赤枠になっている部分ですが、住んでいるところが日本なら「東京」にしておくこと。
ここに表示されているところにクラウドサーバが作られるので、「アメリカ」などにしておくと遠くなってしまうとのこと。
必ず「東京」に作成してくださいね!

目的である “EC2″というページは左上の検索画面で見つけることができた。

ふと思ったけど、”EC2″、”インスタンスの起動ってなんなんだろう? 調べてみました。

EC2:AWSで「仮想サーバを借りることができるサービス」のこと
インスタンス:EC2上で立ち上げる「仮想サーバ」のこと

これからやる作業をまとめると、EC2(というサービス)でインスタンス(仮想サーバ)を起動してKUSANAGIを探す、ということのようでした!

というわけで早速、インスタンスを起動していきます。右側オレンジの、「インスタンスを起動」を押してみる。

するとこのような画面に。 「その他のAMIを閲覧する」からKUSANAGIを探していきます。

なんかKUSANAGIたくさん出てきてない…?
”Business Edition”は 企業向けという事なので今回は除外。どちらにすればいいか悩んでしまったので社内のエンジニアさんに相談してみた!

迷ったら…サポート期間の長い 「Alma Linux OS」に!

今回表示されている二つの「KUSANAGI 9」の違いは、以前学んだ”OS”のようだ。
AlmaLinux、 CentOS Stream…エンジニアさんに相談した結果、今回は「KUSANAGI9 for AWS(AlmaLinux OS)」を選ぶことに。
選んだ理由はサポート期間の違い。

以下は、プライム・ストラテジーが掲載しているお知らせの抜粋です。

(引用元:https://www.prime-strategy.co.jp/information/eol-centos-7-centos-stream-8/

Cent OSのStream9は2027年までのサポート期間に対し、AlmaLinux OS 8は2029年まで!
OSに強いこだわりがあるわけではないので、今回は AlmaLinux OS 8のKUSANAGIでサーバ構築をしていきます。

どの容量を選ぶか?一旦無料枠「t2.micro」で構築を!

選択すると、以下のような画面になりました。
ここから進めるには、”料金”の部分からどの容量を購入するかを決めなければいけないようです。
「インスタンスタイプの選択 」という手順のようだ。

またまたこちらもエンジニアさんに相談!そもそもインスタンスタイプって何?というところから。

先ほど学んだ”インスタンス=仮想サーバ”に、CPUやメモリなどの性能の異なるハードウェアを組み合わせたものを”インスタンスタイプ”というそう。

規模や用途に合わせて選択することができ、料金も変わってくるため自分に必要な性能を選ぶことが重要なようだ。

今回の目的は、「KUSANAGIを動かす」ことが目的なので、”AWS無料枠”らしい「t2.micro」を選べばいいと教えてもらった。ただ、使っていくと遅かれ早かれスペック不足になるらしい…。

KUSANAGIの機能をすべて活かすなら最低でも「t2.medium」以上を選んだほうがいいとのこと。

今回はキリがよさそうなこのあたりで終了し、また次回に続けていきたいと思います。

コラムを読んでいただいて、KUSANAGIに興味が沸いた!という方はKUSANAGIについて説明しているこちらの動画をご覧ください!

まとめ

KUSANAGIを動かすための仮想サーバをEC2から検索し選択する、という準備を行っていきました。
KUSANAGIの選択に迷ったら、サポート期間の長い「KUSANAGI9 for AWS(AlmaLinux OS)」がおすすめです!
また、インスタンスタイプはKUSANAGIの性能を活かすなら「t2.medium」 以上を選んでみてくださいね。

KUSANAGIの構築手順について興味がある方は「はじめてのKUSANAGI」ページもぜひご覧ください。
https://kusanagi.tokyo/readme/

WordPressサイトの利用に興味はあるけど、「そこまで手間をかけるのは難しい……」
という方には、当社の「KUSANAGIマネージドサービス」のご利用はいかがですか?

WordPress運用管理に必要なすべてを、月額10万円〜フルサポート。
KUSANAGIの高速性やセキュリティを活かしたまま、手間なく安定した運用が可能です。
詳細は以下バナーよりご確認ください!

KUSANAGIマネージドサービスアセット 2

次回予告

次回は、「~準備編~ AWSにサーバを作る キーペアの作成・選択」ステップへ進みます!最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回も一緒に、KUSANAGIを学んでいきましょう!

執筆者/相馬理紗(プライム・ストラテジー株式会社)

WordPressのリーディングカンパニー「プライム・ストラテジー株式会社」でマーケティングをしています。

趣味は、お酒、サイクリング、ウェイトトレーニングです。
最近、WordPressサイトを一から作るため勉強中です!