実例解説)自社Webの価値を金額で表現してみる

Webコンテンツ100本公開したら

こんにちは。プライム・ストラテジー代表の吉政でございます。

もう五月になりました。5月といえば、新しいWeb担当者の方が配属されて、少し業務も落ち着いてきたころと思います。そして、恐らく担当するWebサイトの業績貢献度について、どのように報告しようか考え始める季節ではないでしょうか。

よくある簡易的なWebの業績貢献度について

多くの方が標準的な方法として以下のような報告を行っていると思います。

認知度貢献
→ PVやUUを集計し、どれだけ見られたかを認知度貢献として報告するケース

営業貢献
→ Webからのお問い合わせや資料ダウンロードなどの個人情報獲得数を報告するケース

表現の違いは多少あると思いますが、おおよそ上記は最低限行っているのではないでしょうか。

今日のコラムはさらに進めて、Webの成果を金額で評価してみたいと思います。

Webの価値を金銭評価する際の考え方の例

ここで紹介するのはあくまで執筆者個人の見解としてご紹介いたします。私のマーケッター時代はよく以下の指標でWebの金銭的な価値を算出していました。

  • コンバージョン数 1件1万円
    • 一般的なコンバージョンサービスの相場最低料金
  • Webからの直接注文
    • その会社の最低受注単価で計算
  • UU数 1UU 100円
    • Google AdWordsの最低金額の100円を参考に設定

この三点を実際のWebの指標に置き換えるだけで、おおよその金銭価値算出ができます。この考え方はすべてのケースにおいて正解というわけではないかもしれません。各社でアレンジして、自社なりの基準を作っていただくのが良いと思います。

実際金銭価値算出例

以下では実際の企業の金銭価値算出例をご紹介します。

前述の指標に当て込んだ結果となります。

  • マーケティング支援開始 初年度
    • Webからの注文数 年間752件
    • Web来訪者(UU) 年間132,838人
  • ご契約から10年後の年間状況
    • Webからの注文数 年間3,326件
    • Web来訪者(UU) 年間455,749人
  • 年間プロジェクト効果
    • Webからの注文数増加数 年間2,574件増
      • 売り上げ単価を平均5万円に換算した場合 年間2574件増×5万円=1億2870万円増
    • Web来訪者(UU) 年間322,911人増
    • 上記を広告最低金額に換算した場合
      • リード広告:コンバージョン増加数 年間2574件増×リード@1万円=2,574万円
      • Google Adwords:Web来訪者(UU) 年間322,911人増×100円=3,229万増
    • 合計年間1億6,099万円の効果があると算出されました。

厳密に計算すればもっと細かく出せるかもしれません。まずはおおよそ把握したい場合はこの内容でよいと考えています。

実際の説明を聞いてみたい方は、以下に解説動画がございますので、是非ご覧ください。

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