こんにちは!マーケティング&セールス部の相馬理紗です。
2025年6月21日、Zoomにて開催された「KUSANAGIサミット 2025 WordPress編」に参加しました!
ご紹介するセミナーは「企業WordPressサイトで発生する「表示速度」の問題を根本解決する方法セミナー 」
今回のセミナーでは、「WordPressがなぜ遅くなるのか?」から「WordPressの表示速度解決する方法」など学ぶことができました。
WordPressの表示速度を根本的に解決したい!と考えている方には是非ご参加いただきたいセミナーでした!
イベント概要

- 開催日時:2025年6月21日(土)13時00分~16時15分
- 主催:プライム・ストラテジー
- 登壇者情報:大曲 仁
- 対象: WordPressを企業で利用している担当者/IT管理者等、企業に対してWordPressの支援をしている企業、WordPressの企業利用に興味がある方
WordPressのシェアは国内80%以上!そんな WordPressの「表示が遅い理由」
登壇者の大曲仁さんは、WordPressに2008年から携わっているとのことで、WordPressの関連書籍を執筆していたり、オリジナルプラグインを作成したりしているようです。
現在、WordPressのシェアは国内で80%以上と、多くのサイトがWordPressを採用しています。
ですが、大曲さんがWordPressに初めて携わった2008年頃はまだWordPress自体の認知もされていないような状況だったそうです。
WordPressが使われる前は「Movable Type」というCMSが主流で、だんだんとWordPressが使われていくようになったとのことでした。

WordPressが使われていくにつれ「WordPressって表示が遅いよね」という声が増えてきたそうです。
現在でも、WordPressの表示が遅いという問題はよく聞きますよね。
セミナー内では過去主流であった「Movable Type」と「WordPress」の表示方法の違いの話がありました。
表示速度を改善するには、様々な要素を最適化する必要がある
先日公開した、イベントレポート「サーバスペックを上げてもCDNでも期待するWebサイト高速化ができなかった企業のための、高速化を学ぶセミナー イベントレポート」 にも書いておりますが、WordPressの表示高速化を叶えるためには、サーバ側・ブラウザ側とどちらでもやらなければならないことがたくさんあります。

これらの要素をすべて最適化するのはとても大変で、作業漏れが発生する可能性もあります。WordPressの表示高速化は、とても大変な作業なんだというのが伝わってきます。
「KUSANAGI」はサーバ側の処理を最適化している。ただ根本解決とは言えない。
「今までセミナーで話を聞いていて大体察しはついているかと思いますが」、、、という話初めで紹介があったのが、「WordPressなどのCMSを高速化&セキュアに運用するKUSANAGI」だ。

サーバ側の高速化処理のチューニングをしているので、KUSANAGIを導入することで表示速度が改善するのですが、なぜKUSANAGIを使うと速度向上するのか?はセミナー内で詳しい話がありました。
一部をご紹介すると、「ページキャッシュ機能の実装」など。ページキャッシュ機能があることで、一度作られたレスポンスを再利用することができることだそうだ。
KUSANAGI環境では、同じOSの標準環境と比較して最大260倍もの高速化を実現。
「ただ、KUSANAGIを使っていればなんでもOKというわけではありません」と大曲さん。
最終的には、WordPressのデータ設計やプラグインの利用、テーマの実装を適切にしないとKUSANAGIのポテンシャルを十二分に生かすことはできないようだ。
素のWordPressの表示速度が重要!
「ページキャッシュを使えば260倍速くなる、という説明をしましたが、キャッシュがない場合は素のWordPressの速度が出ます。」と大曲さんは話していました。
素のWordPressが遅い場合、一気にページアクセスが増えた際に、サーバが落ちてしまったりしてアクセスができなくなる「致命的なこと」になる可能性があるそうです。
ページキャッシュがない場合の「素のWordPress」の応答速度の目安を紹介してくれました。それは、500ミリ秒以内です。

データ設計について気を付けるべき点
「データ設計について気を付けてくださいと言ってもわからないと思いますので、詳しく説明していきます」と大曲さん。
WordPressでどのようにデータが扱われるのかを意識せずプラグインだけに頼ったデータ保存を行うと、パフォーマンスが出なくなる、とのことでした。

使用者が多いとされる「Advanced Custom Fields」というプラグインについての説明。対応策についてのお話がありました。
プラグインについて気を付けるべき点
自社のサイトに、プラグインはどのくらい入っていますか?プラグインは便利なので、つい色々なものを入れたくなってしまいますよね。
ただ、プラグインの入れすぎは避けたほうがいいとのこと。
プラグインをいれたらWordPressのパフォーマンスに影響がないかの確認を怠らないようにしてください、とのことでした。

「WordPress Popular Post」というプラグインについてのお話がありました。
よく紹介されているので使ってる人が多いプラグインではありますが、データが増えやすいプラグインとのこと。「使用されている際はデータの増えすぎにご注意ください」と大曲さんは言っていました。
テーマの実装について気を付けること
テーマの実装についても、いくつか気を付ける点があり、以下のような内容でした。

運用が簡単と言われるWordPressでも、表示速度を上げるために必要なことは本当に多いのですね。
自分ではできなそう、と思ったらプロに頼ることも要検討ですね!
まとめ:WordPressの表示高速化は「素のWordPressを整えることが重要!
今回のセミナーを通して、”WordPressサイトの表示が遅い理由、早くするための方法”を学ぶことができました。
WordPressサイトを早くするためには、「KUSANAGI」を導入するだけでは根本的な解決にはなりません。
WordPressのデータ設計、プラグイン、テーマの実装など気にしなければならないことがたくさんあるということがわかりました!
企業でWordPressを利用されている皆様、まずはできることから始めてみませんか?
今回のセミナーに興味がある方は、動画をお送りさせていただきますので以下のフォームよりお申込みください。
https://share.hsforms.com/14GZxwd_XSMeS17dJvy5d7wt1sfq
動画名:【WordPress高速化】企業WordPressサイトで発生する「表示速度」の問題を根本解決する方法【KUSANAGIサミット2025】をコピーしてフォーム内に貼り付けください。
ダイジェスト動画はこちら:https://youtu.be/CxGxLUrsY8s
最後まで読んでくださってありがとうございます!
高速化対応を自社でするのは難しい、と思ったら
今回のセミナーに参加して、「企業のWordPressの高速化を個人で対応するのは難しいのでは?」と感じました。
やらなきゃいけないことも多いし、対応前に学ばないといけないこともたくさん。
もし、そんな風に感じたら 「WordPressの保守運用をすべてお任せできるKUSANAGIマネージドサービス」を検討してみませんか?
WordPressサイトの高速化はもちろん、セキュリティもしっかり対応。
「WordPressサイトを高速化したい!」と考えている方は、お気軽にご相談ください。
Webサイトに関するお悩みを抱えている担当者さま、お問い合わせフォームからご相談くださいませ。
また、プライム・ストラテジーでは、学びのあるセミナーを毎月3~4本ほど行っています!
セミナーの最新情報は、以下をフォローしてご確認ください!