KUSANAGIサービスお客様事例


クラウド会計ソフト、シェアNo.1のfreeeが提供するパラキャリが読まれる理由

事例概要

お客様: freee株式会社 
対象サイト: パラキャリ(PARALLEL CAREER)

導入前の課題
  • サイトの立ち上げにおいて、ハイパフォーマンスであることが必須要件
導入後の効果
  • 基盤は自社でAWS上にて独自に構築ができた

顧客のバックオフィス業務最適化を目指すfreee

freee株式会社は、個人事業主様から500名規模の法人様まで対応した、業界シェアNo.1のクラウド会計ソフトウェアの開発と提供をしている。同社の会計ソフトは、税務を意識せずとも帳簿作成や、確定申告が行えるサービスだ。このサービス以外にも、人事労務ソフトの開発・提供に加え、開業・法人設立のサポートを行うなど、顧客のバックオフィス業務を最新技術によって効率化し、最適化させられるよう、トータルサポートしている。

そんな会計ソフトと人事労務ソフトだが、クラウド上で提供されている点が大きな特徴となっており、2012年に会社が設立されて以降、常に注目されてきた。また、同サービスは、基本機能のサービス改善のためのアップデートを繰り返し行っており、さらに税制改正にも自動的に対応されるため、頼りにしている個人事業主や法人は多い。もともとは個人事業主やフリーランスを対象に開始されたサービスだが、改善に次ぐ改善によって、現在では数百名規模の事業者でも利用できるようなプラットフォームとなっている。

パラレルな働き方を支援するサイト「パラキャリ」の役割

そんな同社が新しくスタートしたのが2017年7月に公開した「パラキャリ(PARALLEL CAREER)」だ。個人事業主といえば、飲食店などを経営する事業者が多いが、近年では副業を持つ人や、フリーランスなどの様々な企業で多様なプロジェクトに携わる働き方を選択する人がいるなど、パラレルな働き方が増えている。ただ、こうした働き方を選択したくても、何から始めたらいいかわからないと考えている人は多い。同サイトでは、そういった新しい働き方を実践している人のインタビューを中心に、コラムやイベントなどの情報を発信することで、挑戦したい人たちの参考になればと考えられて作られている。まさに新しい働き方やチャレンジする人々を応援している同社ならではのサービスと言えるものだ。

freee株式会社 ユーザーカンパニー
プロダクトマーケティングストラテジーチーム
マネージャー 前村 菜緒氏

また、こうした働き方をする場合、必須となってくるのは確定申告だが、日本のサラリーマンとして働いてきた人たちはそれまで、納税を意識せずとも働けてしまう環境であるため、初めてこの手続きをするときに戸惑ってしまうことが多い。日々の帳簿付けや確定申告が簡単に行える同社の会計ソフトは、こうした人たちにとって役立つ機能が豊富にあるため、読者にそれを知ってもらうことは本業のユーザー獲得へもつながるのだ。つまり、同サイトは会計ソフトの認知度向上の一翼を担っているのだ。また、このサイトを見ているのは個人だけではないようだ。freee株式会社 ユーザーカンパニー プロダクトマーケティングストラテジーチーム マネージャー 前村 菜緒氏は同サイトについて次のようにコメントしている。“「パラキャリ」を見る人は、直接freeeのユーザー様かと言えば必ずしもそうではないかもしれません。リリース後、サイトを見た企業からコラボの話があったり、新しい働き方をキーワードとしたイベントに呼ばれたりするなどお声がけいただく機会が増えています。”

ハイパフォーマンスであることは当たり前

同サイトは、メディアサイトとして提供されているその性質から、コンテンツの見やすさや、スマホ対応、ページ表示の速度最適化など、ユーザーにやさしい仕組みを備えており、また管理者にとってはコンテンツ更新がしやすいという特性がある。さらに同社の場合、メイン事業である会計ソフトの提供において、速度の速さやシステムの安定性は、顧客の業務にダイレクトな影響を与えてしまうため、非常に重要視されている。

当然、同サイトの立ち上げにおいても、ハイパフォーマンスなものを提供することは必須事項だった。こうした背景があったため、システム面を担当したfreee株式会社 ユーザーカンパニー ES事業部 マーケティングチーム 諏訪 拓生氏は、基盤には自社が独自に構築したAWSに加え、WordPressと「KUSANAGI for AWS」を採用することにした。

freee株式会社 ユーザーカンパニー ES事業部
マーケティングチーム 諏訪 拓生氏

新たな局面を迎えるパラキャリの戦略

こうして制作され、無事にリリースされた同サイトは、順調にそのPV数を伸ばしている。リリースしてもうすぐ1年が経過する今、同サイトでは新たな施策を計画していく予定だという。編集長の前村氏は次のようにコメントしている。“そろそろ1年がたちますが、この1年、いろいろな切り口からパラレルキャリアを紹介してきたので、どういう方の記事の反応がよかったのかをまずは精査したいと考えています。また、社内のメンバーや会社としても新しい取り組みがあったりするので、もう少し内部への発信を含めて、新しい切り口で発信できていったらいいなと思います。”

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